istutのモニンゲコーヒー

東京荻窪にある小さなカフェの小さなブログ

クリスマスに考えたこと。

2016年も、今日を入れてあと4日。

いろいろなことがあった。

良いことも、悲しいことも。

 

そんな最終幕にふさわしい出来事が、

およそ10日前に突然起こった。

 

「急性石灰化沈着性頸長筋腱炎」で、

まさかの緊急入院。

 

47年間生きてきて、初めて経験する種類の痛み。

横になることもできず、座ったまま眠るという夜が続き、

口も開かず、水も飲めない。

 

クリスマス営業を週末に控えた、

1年の中でも、

カフェにとって最も大切なタイミングだった。

 

なぜ、このタイミングで?

どうして、わたしが?

 

ぶら下がった点滴を見ながら、何度も涙が出た。

 

今の仕事を始めてから、

もう3回も入院している。

 

わたしは、この仕事に向いていないのかな。

何か間違っているのかな。

と、

何度も何度も自問自答。。

 

かつて母親だった人に「30歳で死ぬ」と言われて育ったくらい、

もともと身体の弱い子供だったけれど、

30歳を過ぎても、

週7日間&1日7時間稽古をこなして舞台に立っていた経験を持つ自分としては、

自力で丈夫さを手に入れた気になっていたし。

 

クリスマス営業に向けて、

様々な工夫や凝った仕込みを、

休日返上でしていた自分としては、

今回の入院ほど、自分を呪ったことはない(笑)。

 

そんなこんなのクリスマスの夜、

病室でひとり、

多くのことを考えた。

 

今年は、

公私ともに様々な試練が重なり、

急速に自信を失い、弱気になることが続いた。

そのたび、その事柄に蓋をする癖がつき、

「なかったことにしよう」とする自分がいた。

そうしなければ、前に進めないと思っていた。

 

でも、

違う。

 

ふと、

それじゃ、だめなんだ。

と思った。

 

今回のことに、蓋をしてはいけないんだ。

悪いこと、辛いこと、痛いことに蓋をしてはいけないんだ。

わたしは、これらのことから、

成長をしないといけない。

何かを学び取らないといけない。

そうしないと、

傷は、ずっと傷のままだ。

蓋をし続けていたら、前になんか進めやしない。

 

そんなキモチに包まれていた時、

夫から1通のメールが届いた。

 

「お店で残ったものを食べたところだよ。

いやー、どれを食べても美味しいね~。

どこにでもありそうで、どこにもない、

丁寧な味だね~。

istutは、いい店だね~」

 

猛烈に混む3連休&クリスマス営業は、

ふたりでこなしても、

毎回、立っていられないほどクタクタになるのに、

愚痴ひとつ言わず、

たった一人で頑張ってくれた夫からの、

最高のクリスマスプレゼントだった。